第8章
みっちー「好きじゃないに決まってるだろ…。ワイは…ワイは…お前を殺してやりたいよ…。」
みっちー「お前のせいで人が死んだんだぞ!!!あいつらの未来を、命を、全てを、お前が奪ったんだ!!!」
みっちー「それなのに…。好きだとか仲良くなりたかっただとか…。ふざけるのもいい加減にしろよっ!!!」
(LaLa目を瞑るイラスト)
LaLa「ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。みっちーごめんなさい。みっちーになら私、殺されてもいいよ?」
LaLa「私…、私ね…、今言われた言葉、全部その通りだよ。ほんとに私にぴったりだよ。」
LaLa「精神障害って言葉も…正解…。」
LaLa「私…特別な施設で育ったの。ずっと…親に…虐待されてたから…。みんな持ってる普通の心が、私にはないの。」
LaLa「今も病院に通って治療…続けてるんだ。」
LaLa「うまく人と話すきっかけが作れなくて、うまく人と話すこともできなくて、誰とも仲良くなれないの。」
LaLa「どんなに仲良くなりたいって望んでも、できないの。どうしてもできないの。自分でも苦しいの。すごくもどかしくて悲しいの。」
LaLa「私…、私…、こんなことすることでしか人と話す事ができなくて…。仲良くなろうとしてもいつも嫌われちゃう…。」
LaLa「それでも…それでも…みっちーと話してみたかったの。」
LaLa「私にとってはみっちーが世界中の何よりも1番だから。」
(LaLa目を開けるイラスト)
みっちー「それを世間では自己中って言うんだよ。人の命を弄んでいい理由になんて到底ならない。」
みっちー「さっきワイはお前を殺してやりたいって言ったけど、ワイはお前を殺さない。」
(LaLa驚くイラスト)
LaLa「な…なんで…?私、みっちーになら殺されたって嬉しいよ!みっちーがくれるなら死だって嬉しい!どんな形でもいいから私に触れてよ!」
みっちー「ワイはお前とは違うからだよ。罰を与えるのはワイじゃない。お前は生きて罪を償え。自分の人生の時間をかけて、お前が奪った命の時間と向き合え。しっかり罪を認識しなさい。」
(LaLa目を瞑るイラスト)
LaLa「わかった…。みっちーありがとう…。私、ちゃんと警察に行くから。」
(LaLa目を開けるイラスト)
LaLa「だけど、あのね、最後にこれだけは伝えさせて?」
LaLa「私は間違っていたけど、でも、みっちーの事好きな気持ちは本当なの。嘘じゃないの。」(ラブBGM)
LaLa「みっちー。好き。大好き。」
(LaLaが一筋の涙を流すイラスト)
LaLa「最後に1度だけ…キス…して欲しい…。」
(LaLa涙を流しつつ目を閉じるイラスト)